外車を修理したい!業者の選び方・上手な依頼方法・費用の相場などを紹介

このサイトでは外車の修理を頼みたいもののどこに依頼したら良いか分からないという人に向けて、輸入車のメンテナンスができる業者の選び方や上手な依頼方法などを分かりやすく解説しています。
費用の相場なども紹介しているので、法外な費用を要求している会社ではないかどうか見積もりを作成してもらうことで見極めることができるようになります。
大切な愛車を長く使うためにも、適切な業者で正しいメンテナンスを行うことがおすすめです。

外車を修理したい!業者の選び方・上手な依頼方法・費用の相場などを紹介

外車はどこでも修理できるわけではないので、信頼できる業者を見つけて依頼しなければなりません。
外車修理専門店であれば輸入車の整備に必要な工具がそろっていたり優秀な整備士が配置されていたりするので、一般的な自動車整備工場に依頼するよりも安心感があるでしょう。
またメンテナンス費用は多少高くなるかもしれませんが、外車のディーラーに依頼するのもおすすめです。
メーカーの正規品パーツで修理してくれるので、安心感があるでしょう。
依頼する内容にもよりますが、基本的なメンテナンスであれば1万円~5万円くらいの費用で引き受けてくれる場合が多いとされています。

そもそも外車が壊れたら修理は可能なのか?

外車は海外に生産拠点が存在し、そこから輸入し国内で販売拠点が存在するのが一般的です。
大抵は自動車のような移動に必要な機器は、常時、しっかり運行ができるようにメンテナンスや故障時の修理ができるような体制を敷いています。
まず外車が壊れた場合には、それを購入した販売店に問い合わせを行うことが必要で、運行できるような対応をしてくれるはずです。
もっとも外車が壊れると、部品がないので直すことができないのではないかと心配する声も一部に存在します。
それについても販売拠点があれば、そこで直すのに必要な部品を調達してくれるので、心配することはないです。
なお修理については、整備をする人材の確保が必要不可欠で、メーカーのエンジニアが養成されていないといけません。
外車の場合だとそれに対応するエンジニア不足の問題もあり、壊れても対応できないケースも存在します。
時間がかかっても直るのなら良いですが、中にはそういった対応力もなく買い替えをすすめられてしまうのは事実です。

外車の修理を引き受けてくれる業者は国内にどのくらいある?

日本でも外車を所有している人は少なくありませんが、そのような車両に乗っていると故障したときに大変かもしれません。
通常の国産車であればすぐにメーカーなどに問い合わせをすれば、対応をしてくれる特徴がありますが、外車の場合は簡単に故障を直すようなことはできないです。
部品の数などにも限りがありますし、特殊な車両になると部品自体が希少価値のある存在になってきますから、直すまでにかなりの時間が必要になることも珍しくありません。
修理を依頼することができる店舗の数がどの程度あるのか気になるかもしれませんが、大抵の場合は各都道府県に複数の店舗が存在すると考えられます。
人口が多い地域のほうがたくさんある傾向がありますから、そのような地域で生活をしている場合はスムーズにサービスを利用することができるはずです。
国産車は対応していても外車を受け付けていないようなこともありますから、最初に電話などで問い合わせをして話を聞いておくと安心できます。

外車を修理してくれる業者の探し方

外車の修理を請け負っている業者は限られますが、探し方を知っていれば相談相手を見つけるのは難しくないのではないでしょうか。
基本的には検索エンジンを使うのが手っ取り早く、外車と修理店などのキーワードで主要駅周辺のエリアを探すと見つかりやすいです。
他にも情報が集まるサイトを参考に、地域のお店の一覧に目を通したり、外車の販売店がSNSなどで発信する情報に目を向けることでも業者を探すことができます。
それでも見つからない場合は、外車を販売しているお店に相談して紹介してもらったり、人づてに探す必要が出てきます。
検索で探せるのはネットにある情報だけで大抵の業者は見つかるはずですが、知っている人だけが知っているような業者は探しにくいです。
その為、ネットである程度情報を集めて分析したら、候補をリストアップして比較検討することをおすすめします。
車に詳しい知り合いがいるならそういう人にもあたってみることで、更に有益なお店に出合える可能性が高まるのではないでしょうか。

外車の修理業者を選ぶ際のポイント

外車の修理を業者に依頼する時に確認すべきポイントの一つが実績です。
業者の中には国産車はメーカーを問わず請け負えても、技術者がいないなどの理由で外車は専門外という所も少なくありません。
対応していても技術や経験が乏しければ満足の行く結果を得られないこともあります。
持ち込んで断れるという二度手間を防ぐためにも、事前に電話で問い合わせて確認しておくことが大切です。
自社のホームページを持っている会社であれば、対応の可不可だけでなく実績や利用した人の口コミも併せてチェックできます。
納期までの期間も大事なポイントです。
国産車と違って外車の修理では対応するパーツが無いなどの理由で取り寄せになることもあります。
通勤や買い物など日常の足として車を利用している人は、納期が長くなればその分だけ生活に支障が出かねません。
自分の中で予め許容できる範囲を決めておいて、オーバーするようであれば他の業者へ変更するのも一つの手です。

外車の修理費用は国産車よりも高くなる場合がある

外車の修理費用は、同じグレードや製造年の車であっても、国産車より高くなる場合があるのではないでしょうか。
その最たる理由といえばパーツの入手性で、国内で製造されていることも多い国産車と違って、外車は海外から輸入したり仕入れなければいけないのがネックです。
端的にいうと取寄せが発生するのがコストアップの要因で、つまりは修理費用を押し上げる原因になっています。
需要が高くて国産車並に売れている外車ならパーツも流通していて、取寄せることなく入手できると考えられます。
しかし、国内で乗っている人が少なくあまり販売台数が多くない外車は、パーツの流通に期待するのは難しいです。
どこかのお店に在庫が余っているなら良いですが、探さないと見つからないのもネックといえばネックです。
代理店に問い合わせても見つからない場合は、本国に問い合わせて日本に送ってもらう必要が出てきます。
しかも大量に仕入れるわけではないのでスケールメリットが活かせませんし、コストを抑えられる要素が限られるので、パーツ交換にかなりの費用が掛かるのは避けられないのではないでしょうか。

修理費が高くなりやすい外車の特徴

修理費が比較的高くなりやすい外車といえば、どういったものが当てはまるか気になるのではないでしょうか。
誰もが思いつくのは恐らく古い外車で、確かに年式が古かったり既に生産されていないと、費用は高くなる傾向です。
他にも生産数が少なかったり、日本国内で流通している数が限られる車種もあてはまります。
日本に代理店がなくても修理できるお店が限られたり、パーツの取り寄せが輸入になってしまう車種も同様です。
結局のところ、古い車種は直せる人が少なかったり直すのに必要なパーツの入手が難しいことが、費用に直結しているといえます。
比較的新しい外車でも、日本で正規に流通するよりも前に個人で輸入した車はやはり、直すのに不可欠な情報が出揃っていなかったりパーツの入手性といった理由で高額な費用が請求されがちです。
費用を抑えたいのであれば、代理店があるメーカーの現行車を選んで乗ることが、コストを気にせずに外車に乗るポイントになるといえるのではないでしょうか。

外車の修理費用を安く抑えるポイント

高額になりがちな外車の修理代を安く抑えるコツは、修理を依頼する際にディーラーではなくて、民間の整備工場を利用することです。
ディーラーは、外車のトラブルに際して純正の部品を使用することが鉄則であり、そのために高くなりますが、民間の整備工場ならば、純正だけではなくて、中古品やリビルド品に加えて、純正の部品と機能や品質に大差のない新品部品を選択することができます。
また、自らがインターネットオークションを利用して部品を購入し、それを使用してもらうことも可能です。
特にブレーキパッドやワイパーなどの消耗品と呼ばれるパーツに関しては、お金をかけても一定の期間が過ぎるとどんなものを使用していても劣化を防ぐことができません。
こだわりがなければ、純正のものではなくて、より費用を安く抑えることができる方法を選択してみるとよいでしょう。
場合によっては、ディーラーで依頼するケースに比べて半分以下のコストに費用におさめることもできます。

外車の修理を依頼する前に見積もりを貰っておく

外車の修理を依頼する場合は、その前に見積もりを出してもらい貰っておくことが大事ではないでしょうか。
外車は国産車よりも費用が掛かることがあるので、見積もりなしにいきなり修理を依頼するのは避けるべきです。
それは例え常連のお店であってもそうですし、長年の付き合いで信頼できる相手でも例外ではないです。
見積もりを出してもらったら確認すべきは内訳で、何にいくら掛かるかしっかりと把握することが大切です。
外車はパーツの取り寄せに費用が掛かったり、輸入だとパーツそのものの値段よりも送料が高くなることもあるので要確認です。
内訳には工賃なども含まれているはずですが、何か抜け落ちていると感じたり違和感を覚えたら、迷わずお店に確認することをおすすめします。
後々見積もりに不備があると発覚して追加料金が発生すればたまったものではありませんし、追加分の支払いを拒否すれば大きなトラブルに発展しかねないので、事前にチェックしたり確認することが不可欠だといえるのではないでしょうか。

外車の修理代が高額な場合は乗り換えも検討してみる

外車の修理は予め見積もりを出してもらえますが、その金額が想定よりも高額な場合は、乗り換えを検討してみるのが良いのではないでしょうか。
思い入れのある外車で一生乗り続けるつもりなら別ですが、古くなると故障が増えて修理代も嵩むようになります。
相当な覚悟がなければ負担を重く感じたり耐えられなくなるので、そういう気持ちになったら買い替えの検討をおすすめします。
買い替えは決して恥ずかしいことではありませんし、新しい相棒と出合ってまた1から思い出を作ることができると考えれば悪い話ではないはずです。
外車もいつかは寿命を迎えますし、いくら大切に乗っていても形あるものは壊れたり風化してしまいます。
費用が高額になっていくのは外車の宿命みたいなものなので、他の車種に乗り換えを検討するのは現実的な考え方だと思われます。
直して乗り続けるか乗り換える判断の分かれ道が恐らく直す費用で、維持に要するコストが高いと感じ始める頃が検討のタイミングとなるのではないでしょうか。

著者:弘中昌雄

筆者プロフィール

福岡県福岡市生まれ。
外車のディーラーとして長年販売店に勤務。
外車修理の業者選びについて記事をまとめました。
福岡 外車 修理